白薔薇と黒薔薇の箱庭
気ままに更新。 気が向いたら自作の物を更新。 北の国の学生さんが送る日常日記。
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魔物な話
この世のものとは思えない綺麗な声で
船乗りを海に引きずり込む魔物
その名は
セイレン
「~♪~♪」
僕が眠りから覚めたときに彼女の歌声が聞こえた。
「~♪」
美しい声で流れるように聞こえる言葉一つ一つでさえも
可愛く感じてしまう。
「~♪・・・あっ、洋平!おはよう。」
僕が起きたことに気づいて、歌を止め話しかけてきた。
「おはよう蓮。」
「ふふ・・・それにしても洋平が学校で寝てるなんて、珍しいね。」
「僕の海の精が夢の海へ連れて行ったんだよ。」
「洋平っておもしろいことをいうよね。」
「そう?」
「うん!」
そしてまた彼女は歌い出した。
君は気づいてないのかい?
君の歌声が僕を「蓮」という名の海の虜にさせている。
・・・いや、むしろ僕は溺れているのかもしれない。
君は僕のセイレン。
その美しい歌声で船を海へ迷いこませる。
「・・・僕も重症だね・・・。」
「ん?何か言った?」
「ううん。」
「気のせい・・・かな?」
君は歌い出す。
船を沈めて自分のものにするために
「~♪~♪」
君はセイレン
船を海に引きずり込む魔物
不完全燃焼・・・・・。
過去の駄作を引っ張ってきて手直しして書いてみた。
だけどビミョーになった。
そう、一言で片づければ
失敗
間違いなくそれだ。
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