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白薔薇と黒薔薇の箱庭

気ままに更新。 気が向いたら自作の物を更新。 北の国の学生さんが送る日常日記。

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鉄仮面

あたしは仮面の女

毎日それで生きている

だから毎日笑っているのさ



あたしは臆病者な女

怖くて怖くて壊れてしまいそうな心を

仮面に隠してごまかすの



あぁ 小さいあたしが痛いと叫ぶ

だけど私は耳をふさいで

私をふりきる


あぁ 小さい私が辛いと泣く

だけど私はその涙をすてさり

私をふりきる



だってその私にふれたら

私が壊れちゃいそうなの

だから何もしないの



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精神的なそれ

いつからだろう

貴方のことを思うようになったのは




ストックホルム症候群






籠に入れられた蝶も

首輪をつけられた黒猫も

出してと叫ぶ

離せと叫ぶ

だけど私は叫ぶことができなくなった

私も捕らえられた一人だというのに





窓の前に置かれた椅子から木の枠に切り取られた世界を見る。

濃い霧に包まれていた世界はやがて暁の空に変わるだろう。


この部屋は何一つ不自由しない部屋。

でも、ドアは開かない。

私は優遇された籠の中の鳥。



最初はあの人が嫌いだった。

私を閉じこめた張本人であるあの人が

なによりも憎くて疎ましかった。



交わす言葉は質問への返事だけだった。

だけどある時

見てしまった

気づいてしまった

あの人が愛しげに私を見つめていることを

あの人が憂いに満ちていることを

あの人が哀に瞳を揺らしていることを

知ってしまった

わかってしまった



いつからだと聞かれれば

気づいてしまったあの時から

私の心は傾いていたのだろう




交わされる言葉が質問への返事から

会話へと変わっていった。

見るのも嫌だったあの人の姿を

焼き付きそうになるぐらい見るようになった。

聞くのすら拒絶していた声を

全神経を使ってでも聞くようになった。



いつからだと聞かれれば

あの人を待つようになったころから

私の心に外界を遮断する鉄格子がついたのだろう



未だ暁の空に変わらない世界を見続ける私の耳に

あの人の足音が聞こえてくる。

扉のカギをはずす音が聞こえるころには

私の鼓動はいつもの倍以上に鳴っている。

ギシッと古くさいこの椅子にあの人の手がかけられた。


「外に行きたいですか?」


私の耳のすぐ横で淋しげに空気をふるわせた音。

あぁ、なんてことだろう。

あの人が微かに震えているのがわかる。

またあの人は憂いに満ちた瞳をしているのだろうか。

ふりむけばわかるだろけどそんな勇気もないから

思うことを口にするだけ。


「外には行きたくありません。」


揺れることなく否定すればあの人はいつもの声に戻った。


「あれほど出たがっていたのに?」


確かめるような口調。

でも、今の私はそれすらも愛おしい。


「今、外に出ればきっと私はここに戻ることができないような気がする。」

「それは貴女が今まで求めていたことでしょう?」


あの人が言うように私はここから出ることを望んでいた。

自由を求めた。

でも今は自由を失うことより

あの人との世界を失うことの方が怖い。


「この世界を壊したくない。私は貴方の側にいたいんです。」

「いいのですね?貴女はたった今逃げるチャンスを失いましたよ?」

「逃げる?ここが私の居場所。ここが私の生きる世界。逃げるところなどありません。」

「そうですか。ならばこのような質問はもういりませんね。」

「ええ。これからはもっと別な話をしたいです。」


暁の空に変わり始めた世界を捨てた私に

あの人は安心したように

嬉しそうに

口の端を綺麗にあげて

見惚れるような笑みをした。

その笑みに私も

微笑み返した。



いつからだと聞かれれば

初めて出会ったときに

あの人の微笑みに見惚れたときから

私はこうなることを知っていたのかもしれない




籠の中の蝶はやがて

主人のためだけに

あざやかな羽を美しくはためかせ

舞うようになった


首輪をつけられた黒猫はやがて

主人のためだけに

どこかが溶けていくんじゃないかと思うほど

いと甘き声で鳴くようになった


出してと叫ぶことも

離せと叫ぶことも

なくなった


かわりに

捕まえていてと囁く

どこにも行かないでと囁く



今ではもっと早くにあの人からの愛に気づけば

よかったと思うほど

あの人に捕まえられている。



いつからだと聞かれれば

この気持ちを認めたあの時から

私はストックホルム症候群患者。

私は愛の病の重病患者。






借りた本

今日、初めてホラー系のマンガを読みました。
なんというか、絵はさほど怖くないんだけど印象に残るって感じです。ホントに絵は怖いと思わないんです。
ただひとつひとつの絵が鮮明に思い浮かべることができるといったところでしょうか。

話の内容はやはりホラーだって感じです。
死に方がむごいのは覚悟してましたが、喉を掻きむしって死ぬって予想外だよ。

「何かを書いている」という物書きの視点で見ると、ホラーマンガを「文」に直すのはなかなか難しいのではないだろうかと思った。
それは個々の文章力の問題もあるだろうが、作者のイメージする「恐怖」をダイレクトに伝えることが「文」には難しいからだ。
「文」が読者の想像力に頼ることが多いのにたいして、マンガは読者の想像力に頼ることなく作者のイメージを読者に伝えることができる。
だから「絵」で書くマンガのほうがきっと「恐怖」は伝えやすいのだろうと思う。まぁ、それもマンガ家の画力によるのだろうだがな。

必然?それとも運命ってやつなのかな 前編

「死にたいのか?」

そう

あれが初めての会話




「・・。」

もう嫌だ。
ガシャンと屋上のフェンスに手をかけてのぼる。



大嫌いだ。
この世界も人も


消えればいい



フェンスの向こうに降り立った。
下はなにもなく、遠くに地面が見えるだけ


ここから落ちれば
死ねる




「死にたいのか?」

ピクリと動いた足が止まる。
後ろ・・・いや、違う。
前だ。
顔を上げると 反対側の建物に少年がいた。

「そうだよ。」
「何でだ?」
「嫌だから。この世界が嫌いだから。」





コノ世界ハ
アマリニモ残酷スギル





少年は


笑った



「俺とおいでよ。」

私はさしだされた手を無視して 


飛び降りた



ダレモ シンジナイ・・・
キミモ ウラギルノダロウ?


少年は

笑って

「   」

そう 言った








後半へ続く

Night insect

愛してるから かぶりつく

あたし 君だけの夜光虫



君はまぶしいの

だから あたしみたいな奴まで

すいよせちゃう

あたし 君だけの夜光虫




君はきれいなの

だから あたしみたいな奴まで

側にいきたくなる

あたし 君だけの蝶々



愛してるから かぶりつく

あたし 君だけの夜光虫






おーしーらーせー



8/29(水)22:00~8/30(木)6:00



サーバーメンテナンスのため

























君は残酷すぎるね

どうしてそんなことをいうのかしら

貴方は残酷すぎない?

ねぇ、気づいてよ


いつもの午後 おしゃれなカフェに呼び出されて期待ふくらむ

呼び出した貴方は頬を染めて「あの子」のこと話し出す

やめてよ 「あの子」のことなんか話さないで

嫌なのに相談に乗っちゃうあたしが嫌




隣にいてなんていわない

そばにいてなんていわない

だけど気づいて



応援なんかしてあげない

協力なんかしてあげない

ひどい「女友達」だって思えばいいじゃない

だってあたしは「女」って思って欲しいんだから



隣にいてなんてわない

側にいてなんていわない

だけど知って

何も知らない貴方は残酷だから


詩?

ゆるり ゆるり と流れます

青き雲に手をかざし

彼岸花の上 歩きます



待ちわび望んだ貴方はいずこでしょう



くるり くるり と回ります

風車を持って

貴方のこと待ってます




待ちわび望んだ貴方はいずこでしょう



ゆるり ゆるり と流れます

青き雲に手をかざし

くるり くるり と回ります

風車を持って

一人ぽつりと立ってます




今 貴方はいずこでしょう






マジびびった!!

こんにちは 綺羅です。
今日、私は部活帰りに友達とパスタ食ってきました。
えぇ、そこまではよかったんです。
そこまでは、


回想

綺「いや~うまいねぇ。ここのパスタ。」
K「ほんとほんと。」
Y[これ食べる?うまいよ。」
K「そーいえば、●子と■郎ってつきあい始めたんだって。」
綺「マジ!?わぉ、どいつもこいつもつきあっちゃって、空気が甘すぎて毒だよ。」
K、Y「ホントさ~。」
綺、K、Y「アハハハハ~。」
とまぁ、こんなノリでしゃべってました。
バカ丸出しですね。

カラーンコローン
店「いらっしゃいませ~。」

K[あははって、・・・アレ、もしかして。」
Y「どうしたの?」
K「●△先生とその家族がいる。」
綺、Y「なにぃ~!!!?」
ふりむけばレジの近くに座ってた先生(とその家族)。
やばい!やばすぎる!!
Y「げっ、なんでいんの。」
綺「ありえん。あいつ密かに見張ってたんじゃね?」
K「それよりもどうやって金払う?」
Y「迂回して進めば行けそうじゃない?」
綺「それまでに気づかれるかどうかが勝負だ。」
K「いっそ、食べ終わるまで待つ?」
綺、Y[それは無理じゃない?」
K[強行突破かぁ。」
綺「人間やれば何でもできる。」
Y「これ以上内申下がったらやばいなぁ~。」
綺「そんな明後日の方向を見るな!上手くいくから。」
K[そうだよ。走ればなんとかなるって。」
Y「じゃ、作戦Bで。」
綺、K「イエッサー。」

即座にカバンを持って隠れながら進み、レジまで行った。
(もちろん他の客から痛い目線で見られたのは言うまでもない)
ティーチャーには見つからずにすんだが、二度はあって欲しくないと思った。

恋してないのに恋の話

「正人のばかやろ~。」

そんなことを叫びながら歩くあたしは

さぞかし滑稽な姿だっただろう



大好きだった彼に水をぶっかけてきたのはついさっき

今は学校の屋上でだらだらしてる

人に水をかけるなんて初体験だ

でもそんなの気にしない

悪いのは彼だから


たまたま買い物に行った

それで知らない女の子と連れ添って歩く彼を見つけた

幻でも見たのかと思った

でも、それは幻なんかじゃなくて間違いなく彼だった

二人がカフェに入ったからついて行った

そのカフェは初めてのデートで彼が連れてきてくれたカフェだった


楽しそうに向かい合って座る二人に近づいた

「楽しそうだね~、正人。」

声をかけたらびっくりして彼はこっちを見た

なによ、その幽霊でも見たような顔は

「み、瑞季。どどどどうして、ここここここに?」

「なに?来ちゃいけないわけ?」

「そそそんなことないけど、」

予想外の出来事に焦っている正人はおいといて

女の子のほうに向き直った

「正人は貴女にあげる。あたしはもういらないわ。」

「え?」

「だから、いらないわ。あたし浮気する男って嫌いなの」

あたしの言葉が意外だったのか女の子はびっくりしてる

「正人、あたしたちはもう終わりね。」

「ま、待てよ瑞季!・・・・うわっ!!」

うるさく吼えるからコップに入っていた水をかけてやった

「しつこいよ正人。」

コップを正人の足下に投げつけてやる

「あ、そうだ。新しい彼女と仲良くね。」

ヒールの音を響かせてカフェから立ち去った


それから学校に向かった

幼なじみのあいつになぐさめてもらおうと思ったの

「啓助~なぐさめて~。」

「瑞季、お前買い物に行ってたんじゃねぇのかよ。」

「聞いてよ~。」

「俺の発言は無視かよ。」

「浮気されてた~。」

「あ~、たしか正太郎だっけ。いや、正彦だったか?」

「正人だよ。」

「あー、そうだ正人だ。」

「うわーん。」

うずくまるあたしの頭をぽんぽんと軽くたたいてくれた

「水かけてきた。」

「まじかよ。」

「ついでにコップも投げてきた。」

「そりゃ、こえーな。」

「本気だったよ。」

「・・・。」

「本気だったのに。」

「そんな男のことなんか忘れちまえよ。」

「そんなにすぐ忘れられるわけないじゃない。」と言おうとしたら

抱きしめられてた

「俺にしとけよ。」

真剣な声が誰もいない学校に響いていた
































(胸がどきどきして、爆発しそうだよ啓助)



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プロフィール

HN:
綺羅
性別:
女性
職業:
学生さん
趣味:
菓子制作
自己紹介:
 好きなものは自由
  欲しいものは心
   吐き出したいのは愛情

 夢見がちに生きてて
 リアルとファンタジーの狭間に住む女ですよ

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