白薔薇と黒薔薇の箱庭
気ままに更新。 気が向いたら自作の物を更新。 北の国の学生さんが送る日常日記。
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某切り裂き王子を見て思いついた話 前編
なぁ、お前がいなくなったら
このワケわかんねー気持ちも
なくなるかな?
失った時には too late
~前編~
屋敷にいても仲間の奴らは皆、仕事に行ってたから
暇でしょ-がなくて散歩に行ってみた。
そして、久しぶりに来た町で俺はあの時お前に会った。
チンピラにからまれていたお前は
今にも泣きそうだったけど、
町の奴らは見て見ぬふりを決め込んでいて、
誰もお前を助けようとしなかった。
俺もそのつもりだった。
だけど、なんでか気づいたときにはチンピラは
俺の足下で這いつくばっていた。
「(俺、何してんの?)」
「あ、あの・・」
呆然としていた俺はお前の声で我に返った。
振り向いた俺にお前はフワリと笑って
「ありがとう」
そう言った。
俺はその笑顔に鼓動が速くなるのを感じていた。
それから屋敷に帰るまであいつの笑顔が頭から離れなくて
思い出すたびに息が苦しくなってイライラした。
屋敷に帰ってからもスンゲーイライラしてて、
むしゃくしゃして、使用人の一人をぶっ殺した。
俺の手が真っ赤に染まったのを見て、なんか落ち着いた。
そして思った。
あいつもこれみたいにぶっ殺したら、
このイライラもおさまるんじゃねぇのってさ。
俺は自分のナイフを持って暗闇に紛れた。
このワケわかんねー気持ちも
なくなるかな?
失った時には too late
~前編~
屋敷にいても仲間の奴らは皆、仕事に行ってたから
暇でしょ-がなくて散歩に行ってみた。
そして、久しぶりに来た町で俺はあの時お前に会った。
チンピラにからまれていたお前は
今にも泣きそうだったけど、
町の奴らは見て見ぬふりを決め込んでいて、
誰もお前を助けようとしなかった。
俺もそのつもりだった。
だけど、なんでか気づいたときにはチンピラは
俺の足下で這いつくばっていた。
「(俺、何してんの?)」
「あ、あの・・」
呆然としていた俺はお前の声で我に返った。
振り向いた俺にお前はフワリと笑って
「ありがとう」
そう言った。
俺はその笑顔に鼓動が速くなるのを感じていた。
それから屋敷に帰るまであいつの笑顔が頭から離れなくて
思い出すたびに息が苦しくなってイライラした。
屋敷に帰ってからもスンゲーイライラしてて、
むしゃくしゃして、使用人の一人をぶっ殺した。
俺の手が真っ赤に染まったのを見て、なんか落ち着いた。
そして思った。
あいつもこれみたいにぶっ殺したら、
このイライラもおさまるんじゃねぇのってさ。
俺は自分のナイフを持って暗闇に紛れた。
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