白薔薇と黒薔薇の箱庭
気ままに更新。 気が向いたら自作の物を更新。 北の国の学生さんが送る日常日記。
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温かい手はもう、どこにもない
~センチメンタル~
切ないね
楽しかった日々は夢のよう
苦しいね
分かり合うことを忘れた僕等
知ってるよ
君が限界なこと
わかってるよ
僕がギリギリなこと
秋風吹く木漏れ日の今日
ひっそりとした公園は
鳥の声さえ聞こえない
隣で君が泣いている
でも慰めることができない僕は
知らないふりで座っている
真上にあった日が西にいったころ
君は一言僕にくれて立ち上がった
「ありがとう さようなら」
走り去る靴音
なびくマフラーは
角に消えた
とっさに伸ばした手は
何も掴まずに
拳を握って震えてる
「待って」
言いかけたそれを
喉で止めた
振り払った手を
もう一度つかむ権利は
僕にないのだから
こんな思いをするぐらいなら
初めから恋なんかするんじゃなかった
失うぐらいならいっそ
君の存在を僕から無くしたい
いつのまにか僕は
君の笑顔に生かされていた
なくして気づいた
手に入らなくなって気づいた
苦しいと思うほど
君が大切だと思っていたこと
生きれないと思うほど
君を必要としていたこと
とても僕が君を
好きだったこと
地平線に沈んだ日
街灯に照らされた公園には
僕の咽び泣く声がよく響いた
暗いお話が続く中、さらに失恋話という追い打ち。
ありがちなお話ですいません。
ありがちなお話ですいません。
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